海外では、ITエンジニア、特にSEというと高給な人も多いですが日本ではそんなに年収が高いイメージはありませんよね。

IT業界は人手不足と言われているのにどうして年収が低いのでしょうか。

この記事では、

なぜITエンジニアは年収が低いのか?
ITエンジニアどうやって年収を上げればいいのか?

について説明します。

今のままで仕事を続けていても年収が勝手に増えることはありません。年収は少しでも高い方が、転職時にも老後のためにも有利!手遅れにならないうちに少しでも年収を上げる方法を知っておきましょう。

SEの年収が低い理由

SEの年収が低い理由は、業界の構造のせい という一点です。

大手が受注した開発案件を、中堅のSIer、下請けの開発会社と降りてくるので利益は途中でどんどん削られていくからです。

IT業界の下請け多重構造のピラミッド

実際に手を動かして開発するSEやプログラマには、途中で少しづつ削られていくので最終的には安い年収で働くことになります。

とりあえずSEも年収が低い一因

もう一つ、SEの年収が安い理由に「とりあえずSE」という人たちの存在があります。

とりあえず就職できそう
人手不足ですぐ採用されそう

という理由で「とりあえず」エンジニアになったという人も多くいます。そういった人たちが、プログラムやシステム設計への勉強の向上心もなく安い給料をもらって働いていることが問題です。

誰もやる人がいなければ、単価を上げたり、労働条件を良くしたりと業界構造も変わるのですが、結局安い年収でも働いてくれる人がいるので下請け、孫請けの構造は何十年も変わらないのです。

業界的にもSEの年収は高くない

DODAの調査によると、ITエンジニアの20代の平均年収は365万円で59職種中37位とあまり高くはありません。賞与を考えると、月額20万ぐらいとかなり厳しい数字ではないでしょうか?

決定版!一目でわかる20代の平均年収

ITエンジニアといえば、納期直前は地獄だったり残業、休出が多い、会社からでても常に勉強が必要と給与に見合った仕事とはとても言えないですよね。

では、このまま頑張って続けていれば年齢とともに給与が上がるかというと、残念ながらただ働いているだけでは年収は上がりません。

SEが年収を上げるには付加価値をつける

ITエンジニアが年収を上げるには、以下の3つの方法があります。

自分に付加価値を付ける
転職して会社を変える
フリーランスになる

これの意味は、経済産業省発行のIT関連産業の実態調査を調べるとわかります。

IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果 - 経済産業省

グラフを見るとわかるように、結局のところ職種によって平均年収が変わっています。

つまり、

職種(環境)を変えることで年収は上がるのです。

職種を変えるためには、今の会社でスキルレベルを上げるか、別の会社へ転職して上位の職種を目指せる環境に移ることです。

付加価値を付けるには

ITエンジニアとしてスキルレベル以上に重要なのが、

・プロジェクトをまとめる
・部下を指導する

といったSEとしての技術力以外の能力です。

IT関連産業の給与等に関する実態調査結果では「部下を指導できるチームリーダーレベル」から平均年収が大幅に上がっています。

転職せずに今の会社で給与を上げるには、リーダー、管理業務につく以外なく、もしそのような経験を得る機会がない会社なら転職を視野にいれた方が絶対に将来のためになります。

年収は会社で変わる

どんなにスキルが高くとも、管理能力が高くとも所属している会社が儲かっていなければ給与は上がりません。

会社が黒字か赤字かは経営に関する経営者や役員、部門の仕事であなた一人の力ではどうもできません。

特に孫請け企業では、中間で搾取されまくった安い仕事しか降りてこないので、どうしても給料が上がらない構図になっています。

あなたがITエンジニアとして多くの経験や知識を持っているなら、高く買ってくれる会社へと転職することで年収を上げることができます。

参考:ITエンジニア転職で一番採用されやすい年齢は?20代,30代,40代での注意点

コラム:転職するとかならず年収が上がるのか?
転職すると年収が上がるのかどうか気になるところですが、あなたの現在の年収、スキルレベル、応募先の会社次第で下がることも上がることもありえます。多くの場合、若手のITエンジニアでは給与アップ、30代以降のエンジニアでは今までの経験次第で上がる人も下がる人もいます。

現在はITエンジニアは不足しているので給与が上がる方が可能性としては高いでしょう。

フリーランスエンジニアなら年収は自分で決められる

あなたが経験豊富でスキルがあるなら、フリーランスになることで自分の力次第で年収を上げることもできます。

フリーランスになると、自分で仕事を取らなければなりませんが、仕事を選べたり頑張り次第で高給を得ることも可能です。

特に現在は、フリーランス向けの仕事斡旋サービスなどフリーエンジニアが自分で仕事を探さなくともいいような土壌が整っています。

一昔前の自分で仕事を探して自分ですべてやる時代よりも便利になっています。

高度な職種には技術力以外の能力を上げる

現在の職種よりも高度な職種に変更したいと考えるなら、IT技術以外のスキルを磨くべきです。

具体的には、

マネジメントスキル
ビジネスセンス

といった経営、リーダーシップてきなコミュニケーション、管理といった能力です。

これらの能力を高めるには、実際に経験をすることが一番ですが会社の人事なのでなかなか難しいかもしれません。

まずは、マネジメント系、ビジネス系の書籍を何冊か読む、関連するセミナーを受けることである程度はわかってきます。

その後は、リーダー、マネジメント経験ができる会社で経験を積むしかありません。

フリーランスの能力

フリーランスとして活躍するには、仕事のスキルに加えて、

マネジメントスキル
ビジネスセンス
事務
経理
営業

といった仕事に関わるすべての能力が必要になってきます。

フリーランスでやってみればスグにわかると思いますが、今までは会社がやってくれたことを自分で、判断、処理しなければならないという非常に面倒なことが多いです。

フリーランスは病気になったらすぐに収入が途絶えたり、経営が不安定になりやすいので入念な準備をしておかないとすぐに頓挫してしまいます。

https://typeac.jp/free_skill.html

スキルレベルが高いなら転職した方が年収は上がる

SEは技術職なので、スキルが上がるほど年収が上がる可能性が高いかというと実はそうでもありません。

それは、SIerの多くは人月単位で報酬を受け取っているので、少しぐらい他のエンジニアよりスキルが高くても意味がないのです。

スキルが無いのは論外ですが、自分で勉強してスキルレベルを大きく上げても給与には反映されません。スキルレベルを上げて年収を上げるには、需要のあるスキルを実務レベルで高めることです。

例えば、今だとスマホアプリの技術者はあまり多くないので、経験を積んで転職することで高給で迎えられる可能性が高いです。

ある程度スキルレベルの人が転職するならレバテックキャリアがおすすめです。レバテックキャリアは、転職が必要かどうかから相談できるで、はじめて転職する人でも安心して利用できます。

事例:転職するごとに年収が上がった

私は新卒で社員数千人の大手IT企業に入社しましたが、年収は300万にも届きませんでした。3年務めましたが毎年の昇給は月に5千円。残業代が出るのが唯一の救いでしたが、この会社にずっといても年収は上がらないと感じて転職活動をしました。

転職はリクルートエージェントで行いましたが、大手の看板とそれまで出向していた外資の会社が有名企業だったためかすぐに3社から内定をもらい、年収も、それぞれ360万、380万、420万の提示と大幅に増えました。

1社目の大手に所属していたときには、「スキルをもっとつけないと転職できないかな」と心配していましたが、まだ26歳だったこともあり問題ありませんでした。それよりも、面接ではやる気やどうなりたいかという意欲の方が重要だと感じました。

これが30代になってくると経験や知識が重要になってくるでしょう。

その後は小規模なベンチャーに転職しましたが、その時の年棒は600万でボーナスは年100万ぐらいになりました。最初の会社にずっとしても年収は500万にもならなかったと思います。

ITエンジニアは、スキルや経験を積んで転職することで年収を上げるというのがよくわかります。

年齢が上がれば給与が上がるは間違い

日本において年功序列は根強く、年齢を重ねれば給与が上がっていくというのはIT企業でも同じです。特に歴史のある企業に多くみられます。

しかし最近ではITエンジニアは、能力・成果主義を行おうとする企業が増えているため、努力をしないで与えられた仕事をこなすだけのエンジニアは昇給も頭打ちになるでしょう。

特に重要なのが30歳以上から。30歳までは技術スキルが重視されますが、徐々にリーダースキル、マネジメントスキルが重視されてくるのでここでうまく転換できない人は今後は年収も上がらなくなるでしょう。

まとめ

20代の若手のエンジニアの場合、他の業種と比べても平均年収は高くありません。しかし将来的にエンジニアとしての質が高まっていくことで年収を上げていくことは可能です。

ITエンジニアが年収を上げるためには、以下の3つがあります。

  • 技術以外の付加価値を上げる
  • 会社を変える
  • フリーランスとして働く

どの方法でも、

スキルレベルを上げる
リーダー、管理者としてのレベルを上げる

ことは必須です。

IT業界は新しい技術が次々とでるので生涯勉強は必要ですが、ある程度覚えてしまえば応用でできるのでスキルは飛躍的に伸びていきます。

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