なぜSEには無能な上司が多いのか?我慢できないときの4つの対策

職場の上司が無能だと、現場で実際に手を動かしているSEやPGのメンバーは非常に仕事がやりにくいです。開発だけでも大変なのに上司の相手でイライラしますよね。

無能な上司というのは、実はどこの会社にもいるのです。特にITエンジニアには無能な上司が多いので、精神的に疲弊して病気にもなりやすくなります。

この記事では、なぜSEに無能な上司が多いのか?無能な上司にストレスを受けることなく仕事をするためにどのように対処すればいいのか?を解説します。

無能な上司の対処方法を覚えておくと、毎日イライラしなくなるので今よりも仕事をスムーズに行うことができます!

無能な上司が多い理由:ピーターの法則

「上司が無能」「上司が使えない」ITの現場ではよく聞く話ですが、どうしてそんなにダメな上司が多いのでしょうか?中には年功序列で査定もなしに上に上がったという人もいますが、昇進して管理を任されているからには、ある程度は仕事ぶりを評価されているはずです。

無能な上司がなぜ多いかというのは、実はピーターの法則で説明ができるのです。

ピーターの法則は、「あらゆる有効な手段は、より困難な問題に次々と応用され、やがては失敗する」という、ありふれた現象の特別な事例である。

wikipedia:ピーターの法則

これだけ見るとなんだかよくわかりませんが、簡単に説明すると

有能な人は出世し続け、能力の限界まで来ると無能と言われる

例えば、SEとして技術レベルが高く会社から認められて出世したとします。

しかし、有能なのは技術者としての能力であって部下を管理する能力ではないのです。

昇進すると、今まではやっていなかった顧客対応、メンバーの管理、トラブルへの対処、といった個人の技術力とは別の能力が求められるようになるのです。

今まではエンジニアの管理能力が高かったとしても、さらに上に出世すると今度は部内の数値の管理、経営的な能力までが求められるようになります。その結果、得意ではないところまで昇進し、部下から無能の烙印を押されてしまうのです。

ピーターの法則:出世し続けてもいつか挫折する

ほとんどの人は昇進し続けると、いつか苦手なところにたどり着くので、無能な上司が多いというのは当たり前なのです。「いや、うちの上司は無能じゃない!」という人がいたら、その上司はまだ上に出世できる途中なのです。

SEの上司は無能が多い

特にSEやPGを管理するマネージャは無能な上司が多いです。まず、SEとして現場で働いてきた有能な人は管理職の仕事が得意ではない場合が多いためです。

エンジニアの多くはプログラミングや設計が好きで働いていることが多いので、まったく異なる能力を使う管理業務が好きではない、苦手という人が多いのです。

特に技術書は熱心に勉強していても、マネジメントに関しては本を読んだこともないという人も多く、なんとなくでやっているので業務レベルが上がりません。

PGやSEを経験したことがない技術レベルが低い上司だとさらに悲惨なことになります。

技術がわからない上司のダメなこと

・技術的な相談がわからない
・難易度がわからないので顧客のいいなり
・工数や見積もりができずスケジュールが適当
・トラブルをエンジニアに丸投げ

まず、技術がわからないから現場で行き詰まったときに相談を受けられない。相談したとしても、あいまいな精神論や残業で片づけられることが多々あります。

工数やスケジュールの管理はさらに悲惨です。技術力がないため、適切な見積もりができずに現場に過酷な労働を強いることになります。

このように、一般的な業務だと現場での経験次第である程度は管理業務をこなせることが多いのですが、現場と管理職で必要な能力が大きく違うSEの現場では上司が無能と言われやすいのです。

上司が無能かどうかの判断の仕方

上司が無能かどうかの判断は、以下の指標でわかります。総じて有能な上司は、広い視野でバランスよく物事を見るのに対して、無能な上司は常に自分のことを中心に考えています。

無能な上司の判断基準
・部下がどんな仕事をしているか理解していない
・部署内の不満や要望を理解していない
・部下の失敗の責任をとらない
・部署内のコミュニケーションに力を入れない
・問題が起きてもその場限りの対応をする

無能な上司への4つの対策

無能な上司に当たってしまった場合、上司の無能さを嘆くばかりではあなたの仕事が上手くいきません。

最悪の場合、上司が無能なばかりにあなたの評価まで悪くなってしまうことさえあるのです。上司のパターンや仕事環境によって無能な上司への対処方法は異なるのであなたの環境に当てはまる方法で対処できるか検討してみてください。

あなた自身が上司を使いこなす

上司が無能で仕事がうまく進まないなら、有能なあなたが上司をコントロールして仕事を円滑に進めるようにしてください。あなたのコミュニケーション能力が高ければ、形式上でも仲良くなって、上司の仕事をフォローしたり、現状の業務の方法をそれとなく変えさせたり、仕事がうまく進む方向へ誘導してください。

上司の仕事をあなたがフォローすることで、その上司の上司とも仕事上の関係を持ったり、あなたの実力が認められて無能な上司より上になることだって十分にありえるのです。

イライラするなら無関心が一番

上司は無能だけど自分の業務の進行に関係がなく「仕事ができないから見ててイライラする」「無能で自分より給与が高いからムカつく」という状況なら「相手にしない」「考えない」ことが一番です。

確かに無能で自分より評価されているならイライラします。しかし、悪口を言ったり、態度に出してしまうとどこからか漏れて上司との関係性が悪くなり、関係が悪化することで余計な仕事が増えてしまう恐れがあります。

上司のせいでやる気がでない場合、やる気を出す方法を試してみてください。
やる気がないプログラマがモチベーションを上げる3つの方法

パワハラは上司の上司、社長に訴える

無能を通り越して、業務外の指示や恫喝などの精神的苦痛を受けているなら、それは立派なパワハラです。上司からパワハラを受けている場合は上司の上司か、会社が中小規模なら社長に訴えるしかありません。

上司の上司、社長との関係性が重要なので「とても相談できない」という人もいると思いますが、上の人間が無能でなければ状況が改善されるということは多いです。

実際に私も上司の上司、社長にも相談したことがありますが、しっかりと注意をしてくれたので問題のある行動はなくなったことがあります。

精神的に厳しいなら転職を検討

上司が無能で仕事が大変だから、いっそ転職しちゃおうかと考える人もいますが、すぐに転職を考えるのは絶対にやめたほうがいいです。もし現状を離れることができても転職先に、また無能な上司がいると、再度転職をすることになってしまいます。

転職をしたほうがいいのは、精神的に限界だったり、無能すぎる上司をいくら会社に訴えてもなにも変わらないような場合です。

上司が無能で転職してもいいケース

パワハラ・セクハラ・モラハラがひどい
自分が精神的、肉体的にまいっていて限界に近い
会社に訴えても無能上司に対して何の対策もしない

いくら仕事は大事といっても、自分の体の方が何倍も大切です。精神的、肉体的にヤバいと思ったら手遅れにならないうちに手を打った方が絶対に賢いです。

そして、特に重要なのが無能上司が個人の問題なのか、会社全体の問題なのかということです。

無能上司が仕事もせずにパワハラ、モラハラを繰り返していて、会社がそれを認識して野放しにしているならいくら改善を望んでも無理でしょう。そういった場合には転職も仕方がありません。

例え、すぐに転職しないとしても転職サイトに登録して、転職市場の研究、自分の転職条件などをしかっりと考えておくべきです。転職の準備をしておくと「いつでも転職できる」という余裕が生まれ、普段の仕事もうまくいくようになります。

あなたが無能な上司にならないためには

上司が無能でイヤだと思っていても、いつかあなたも上司になって部下に「無能な上司だ」と言われてしまうかもしれません。

そうならないためには、ITエンジニアのスキルだけではなく、マネジメントやリーダースキルを身につけるしかありません。

マネジメント系のスキルは、年齢を重ねていくにつれ必要になるスキルです。年収アップにも必須なので、方法については以下の記事を参考にしてください。

SEの年収が低い理由

スポンサーリンク
おすすめの記事