
プログラマとして仕事をしているのに「仕事をやる気が出ない」「勉強する気にすらならない」...仕事は毎日のことなので、やる気がでないとどんどん仕事ができない人になっていきます。
なにより、やる気がないと一日が長い...
やる気は興味のあれば、自然に湧いてくるものですが、仕事や勉強でやる気を出すというのは非常に難しいです。
労働に見合う報酬があれば割り切って頑張ることもできますが、給与が安いとさらにやる気を奪ってしまいます。
では、仕事への興味がなくて給与も安い場合どうしたらいいのでしょうか。
仕事だから仕方がない...と死んだ魚のような目をしながら毎日働きますか?
実は、そんな場合でもやる気を出すカンタンな方法があるんです!仕事を楽しく!とはいいませんが、せめてつらい状況から抜け出せるように、この記事の方法を試してみてください。
目次
プログラミングのやる気が出ない理由
仕事に興味がないというのが、プログラマが一番やる気を出せない原因ですが、そもそもプログラマ自体がやる気を出しにくく、続けにくい環境なんです。特に下請けの受託開発を行っているプログラマはやる気を出せという方がムリです。
仕事が単調・つまらない
プログラマは初めのころは楽しいと感じる人も多いのですが、業務系の大規模なシステムになると一人が担当するのはほんの一部分です。部分的なプログラムの作成だけでは達成感を味わえず、同じようなことを毎日繰り返すので次第に飽きてきます。
さらに仕事で作成するシステムはテストを入念にします。本当に単調な重箱のスミをつつくようなパターンを繰り返し繰り返しテストでするので、本当に面白くない作業の一つでしょう。
休める暇がなく疲れが溜まる
通常のITエンジニアはプロジェクトが終了して、次のプロジェクトが始まるまで一息つける期間があります。しかし、プロジェクトが終わっても追加の機能開発があったり、顧客からの仕様変更があってなかなか終われないということも。
システム開発の仕事はある程度のメリハリが必要なのに、常に忙しい状態でいると休めるときがなく疲弊してやる気が徐々になくなってくいきます。
労働環境の問題
特に古い体質のSIerでは、体育会系のノリがあったり、職場の人間関係が悪いことがあります。そうなると、自分はきっちりと仕事をしていてもモチベーションを保って仕事するのは難しいでしょう。
労働の対価が見合っていない
やる気がでる理由の1つに「報酬」があります。いくら興味があって楽しくとも仕事である以上労働の対価が必要です。しかし、毎日残業して必死になって働いても残業代は出ず、給与も他と比べて安い場合には、やる気が出ないのも当然です。
一度病気の域に入ってしまうと、回復するまでに時間と労力がすごくかかってしまいます。仕事のせいで、なんだか体のおかしいと感じる場合は早めに対処しましょう。
プログラマが仕事のやる気を出す3つの方法
実はやる気は以下の3つの要素が重要です。
興味
達成
「報酬」「興味」「達成」の3つすべてが揃えば文句なくやる気はみなぎってくるでしょう。考えてみてください。月の給与が100万円、仕事してて楽しい、仕事もきっちりできて評価も高い、そんな仕事だったら誰だって毎日ウキウキだし、やる気に満ち溢れて仕事しますよね。
しかし、仕事でこの3つが揃うという人は、ほとんどいません。特に若手のプログラマは大抵給与が安いです。それでも仕事をがんばれるのはプログラムに興味が合って楽しいと思っている場合です。
「楽しいと思ってプログラムを書いている人なんてほとんどいない」と言う人もいますが、少なくとも私は今でもプログラムを組むのは楽しいですし、一緒に仕事をしていた人たちも楽しいという人はたくさんいました。
今すぐやる気を出すには達成感を味わえばいい
やる気がでる3つの条件全てを揃えるのはとても難しいのですが、どれか一つでもあればある程度のモチベーションをもって仕事をすることは可能です。少なくとも、今あなたが思っている「仕事をやりたくない」「つらい、苦しい」という状態からは脱出できるはずです。
上記の3つの要素の中で1つだけ自分でコントロールできることがあります。それは目標を定めること。後述しますが、報酬や興味というのは自分だけでコントロールすることはできません。「仕事はやっているうちに興味が出てくるよ」と言われることもあり、実際にできるようになってくると興味が出る人もいますが、そこに到達するまでが難しいでしょう。
そこで、やる気を出すためにコントロールできる
という方法をとります。
達成感を得ることで少しでもやる気を出して毎日の仕事をこなすしかないのです。
仕事の達成感を得る方法
達成感というと、試験に合格する、プロジェクトを納期通り完成させるなど時間のかかるものを思い浮かべそうですが、小さな目標を掲げて一つ一つ達成するだけでも効果があります。あまりに大きな時間がかかる目標だと忘れてしまったり、達成できるイメージがわかずに逆にやる気がなくなってしまうこともあるので注意してください。
営業職だと、「1日1件契約を取る」「電話を30件かける」など目標を設定しやすいのですが、エンジニアの場合は目標の設定がしにくいです。
プログラマが具体的に達成できる目標の立て方
書籍やブログでは「達成感を得るためには大きな目標を立てて小さな目標に落とし込む」といったことが書かれていると思います。でも、大きな目標→中ぐらいの目標→小さな目標という区別ができる人はそれでもいいのですが、はっきりいって面倒で、しかも忘れやすいです。
あなたはやる気がでなくて困っているので、とにかく小さな達成感を得ることに重点を置いてください。幸いプログラマだと小さな単位で機能をつくることができます。朝仕事を始める前に「今日はこの機能をつくる」という数時間~半日ぐらいでできそうな目標を立てます。
ポイントは必ず達成できるところまでにすることです。やる気を出すには小さな達成感を毎日得ることが重要です。無理な目標、時間がかかる目標ではなかなか達成できないので達成感を得ることができずに「やる気がなかなかでない」ということになります。
プログラムを書かない期間には、今日行う予定の業務で代用します。午前中にドキュメントを〇ページまで作る。勉強期間なら、〇ページまでを理解する。など小さな目標はいくらでもつくれるので工夫して達成感を得られる目標を立ててみてください。
やる気の要素「報酬」「興味」は自分ではどうもできない
では、達成感以外でやる気を出すには「報酬」か「興味」が必要です。しかし、これらの要素は自分で設定するのは非常に難しいです。
やる気を出す要素「報酬」
報酬とは仕事に対する対価です。通常は給与、賞与という形であなたに支払われます。仕事がキツイ、興味がもてないといった場合でも月の給料が300万だとしたら、誰だってがんばるでしょう。
すなわち、あなたが思い描いている対価と会社から支払われる給料が見合ってないのです。通常は給与額は会社の規定で決まっているので自分でコントロールすることはできません。
報酬は金銭だけではありません。上司やメンバーからの評価、信頼、など仕事の対価として、あなたが快感を感じる反応があればいいのです。もちろん、これもバランスやその人の感じ方が大事です。給料が激安では少しぐらい評価されてもやる気はでませんが、給与がソコソコなら、評価もまあまあ高ければやる気が出る人もいます。
将来的にでも給与を上げたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
SEの給与が低い理由:年収が低いエンジニアを脱出する3つの方法
やる気を出す要素「興味」
「仕事はやっているうちに興味がでてくる」「わかってくれば興味がわく」など言われることもあり、確かにプログラマはプログラムを自由に書けるようになると余裕がうまれ楽しくなってくるということは十分にあります。
しかし、どうしても自分に合わない、興味がわかなくて進歩しない、勉強する気にもならないという場合も多々あります。好き、嫌いというのは感覚的なことが強いので自分はプログラムに興味を持てないというなら興味を持つための特効薬はありません。「興味」も自分ではコントロールできない要素なのです。
仕事ができないことで興味がないという場合は、以下の記事が参考になります。
技術力がなくともOK!SEの「仕事ができない」を改善する方法
モチベーションを上げるには転職しかない
やる気を出す要素である、「興味」「報酬」は自分で制御することができませんが興味や報酬を高める方法がないわけではありません。それは転職することです。今働いている会社での仕事で興味を持つ、報酬を高めるということは、まず無理でしょう。
「仕事に興味をもて」といわれても今まで興味をもてなくて悩んでいたのにいきなりモチベーションを上げてやる気を出すことはできません。
給与を上げるのもまず無理です。会社には人事計画があるので、クレームをつけてもあなたの給与だけをポンと上げることはできるはずはありませんよね。
それでも、興味を持ちたい!報酬を高めたい!というならば転職するしかありません。「自分が興味を持てる職種」に、「もっと給与の良い会社」「自分を評価してくれる会社」に行くのが一番手っ取り早い方法です。
興味が持てる仕事をする
職種を変えると今までの経験が活かせないことが多いので、給与は下がるかもしれません。しかし、自分が興味を持って取り組むことができるので、仕事に対するやる気というのは今までよりも出てくることは間違いありません。
興味をもって仕事をすることで、仕事が楽しくなり給与がアップすることだって可能です。興味がもてないとダラダラ今の業界に居続けるよりはいいかもしれません。
報酬が高い仕事をする
興味はあまりないけれど、今さら他の業種にも転職できないという場合には、今よりも報酬の高い会社に転職して割り切って働くということでもある程度やる気は出ます。
幸い今はIT業界は人材不足なのでよほど能力が低くなければ給与アップして転職できる可能性は高いです。
また、報酬というのは金銭だけとは限りません。上司やお客さんからの評価、一緒に働くチームのモチベーションなど金銭以外のプラスアルファがもらえることでやる気がアップすることもあります。今の環境が最悪なら思い切って環境の良いところに転職することは大いにアリです。
入社してモチベーションがないなら早めがいい
あなたが、入社して1~3年ぐらいでプログラミングのモチベーションが上がらないなら早めに見切りをつけて転職した方がいいです。
新卒SE会社を辞めたい!入社1年以内に転職したいときの判断ポイントは?
よくある誤解として、「転職したかったら入社して3年は我慢した方がいい」という間違った意見を真に受けて、やる気もないのに3年我慢してから転職することです。
転職理由さえしっかりしていれば、3年も待たなくとも問題なく転職できます。
目標を定めて頑張れるというなら3年頑張ってから転職するのもいいです。
しかし、明らかにプログラマに向いていない、職場環境が悪くモチベーションもないという状態で3年我慢するぐらいなら、やる気のでそうな職場を早めに探して転職してしまった方が将来を考えるといいに決まっています。
目標をもってしっかりやれる、こういう業界でこういった仕事をしたいということがアピールできれば「入社して3年もたっていないのでダメです」なんて企業はありません。あったとしても書類選考で落とされますので、気にしなくて大丈夫です。

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