【SE転職】本当に残業が少ないIT企業を見極めるたった2つのチェックポイント

IT業界では他の業界と比べても残業が多いことで有名ですよね。

しかし、IT企業だからといって、すべての会社が残業が多いわけではありません。

残業しない or 少ない会社はうまく探せばたくさんあるんです。

でも、残業が少ない会社にうまく見つけるのはポイントを知らないと意外に難しいです。

転職サイトの募集要項で「残業少な目」「残業はほとんどありません」なんて書いてあっても、実際入ったら残業は当たり前にあった...なんてことはよくありますよね。

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そこで、今回は残業が少ない会社を見極める具体的な方法について解説します。

会社自体は残業は少なめだが自分の仕事が遅いせいで残業になる場合は以下の記事を参考にしてください。
仕事のできないSEの原因は?誰にでもできる改善方法

SE転職で残業の少ない会社の見極め方

残業が少ない会社を見極めるには、転職サイトで「残業時間」条件を指定することである程度までは絞ることができます。正直、転職サイトの条件なんてウソを書いている企業もあるので、条件で絞った後に本当に残業が少ないのか見極めていきます。

実際に、最大手のリクナビNEXTでやってみましょう。

リクナビNEXT

まずは、職種を選んでから詳細な検索条件の「月平均残業時間20時間以内」を選んで検索してみます。

106件のSE案件が検索されました。(時期によって異なります)
この106件が本当に残業が少ない会社ではありません。募集要項には実際の状況よりもよく書くものです。

さらに見極める2つのポイント

では、この中から残業が少ない(であろう)会社を見分けます。

ポイントは

・出向でないこと
・残業が少ないアピール

のたった2点でOKです。

では解説します。

出向でないこと

SE転職で普通の転職以上に気を付けるのが出向の有無です。外部の会社に出向すると、本社では”残業なし”でも出先では残業ありになる場合が普通にあります。

出先の会社でみなが残業をしていれば、一人だけ先に帰ることはまずできませんからね。そのため、自社開発、社内SEなど社内で完結する業務が第一条件です。

もちろん、本社は残業アリでも出先で残業なしもありますが、それは完全に運です。

残業が少ないアピールをしている

本当に残業が少ない会社は、”残業が少ない”と必ず転職サイトに記述があります。

SEは残業が多いことはみんなわかっているので、残業が少ないということは強力なアピールポイントになるためです。それを書いてあるのは、もちろんウソや一定の条件下でのこともありますが、本当に残業が少ないのにアピールしないことはありえません。

例えば、某転職サイトで掲載されている「残業20時間以内」で検索した企業の勤務時間の欄です。

A社の勤務時間
残業時間の例1

特に残業についての記載がなく、「※プロジェクト先による」との一文があります。
これはあまりにもそっけなくて、ちょっと期待できませんね。たぶん普通に残業はあるでしょう。

B社の勤務時間
残業時間の例2

こちらは、残業について記載があるので一見よさそうですが、プロジェクト制なので忙しいところなら残業は普通にあるでしょう。

営業担当が調整に入るようですが、相手先との関係や営業能力次第なので期待はできません。

C社の勤務時間
残業時間の例3

こちらは自社開発の企業の応募欄です。
シフト制で休日に関しては変則っぽいですが、残業は10時間以内とアピールしているので、実際の残業も少ないだろうと期待できます。

3つの募集欄をチェックしましたが、残業が少ない可能性が高いのは C社 > B社 > A社 の順でしょう。もちろん、これだけで完全に決めつけてはいけません。面接や口コミサイトなども参考にしながら総合的に判断してください。

面接で残業の有無を質問しにくいと思うかもしれませんが、残業の少ないところは、むしろ企業側からアピールしたいはずなのでどの程度の残業があるのかは聞いても構わないです。

残業の量を面接で聞いたからといって不合格にされるなら、そこは絶対残業が多い会社なので落とされても問題はありません。

さらに細かい条件をチェックする

さて、これである程度までは残業が少なそうな会社が見つかりましたが、まだ完全ではありません。

別の視点からも残業が多いか少ないかを見極める必要があります。

「一社一社調べるのは面倒だなぁ」と思うかもしれませんが、残業が少ない会社をしっかりと見極められなければ、失敗してもっと面倒な

退職→転職活動→入社

をまたやらなければならなくなります。

その方が、入社前にチェックするよりもっと面倒なので応募する会社の調査はしつこいぐらいやった方が後で楽になります。

転職サイト以外から残業の有無をチェックする

転職サイトで候補を絞った後は、それ以外のところからチェックをしていきます。ブラック企業は巧妙にブラック臭を消そうとしますが、しっかりとチェックすることで完全に隠すことは不可能です。

もちろん、それぞれの項目に当てはまるから必ず残業が多いというわけではありません。あくまでも複数の視点から判断することが大切なんです。

入社のハードル

残業が多くブラック企業に近い会社は、入社のハードルが低い傾向にあります。面接1回でOK、面接後にすぐ内定を出す。
未経験者大量募集など、誰でも簡単に入れてしまう会社は要注意です。

女性の割合

もちろん女性でも残業をバリバリやって頑張る人もいますが、やはりプライベートを充実させたり、家庭や子どものために時間に厳しいのは女性です。小企業だともともと女性が少ないことも珍しくありませんが、長時間労働が当たり前の会社に女性が長く勤めないという傾向もあるようです。

参考:女性がいるほど労働時間は適正化する?

設立年と社員の平均年齢

会社の設立年と社員の平均年齢をチェックすると、社員が長く働ける会社か離職率が高いかがある程度わかります。

例えば何十年も前に設立しているのに、社員の平均年齢が20代、30代程度だと多くの社員が30代後半~40代には辞めて転職していると考えられます。

残業が多い会社だと、若手のうちは体力があるのでなんとかやっていけますが、年齢を重ねるごとについていけなくなって徐々に辞めていきます。そのため、社員の平均年齢が低いのです。SE転職の場合は、さらにこの傾向が顕著です。

ただし、業績が伸びていて毎年多くの新入社員を入れているために平均年齢が低いということもあるので、一概に設立年が長く、平均年齢が低ければ残業が多いともいえません。あくまでも一つのポイントです。

企業口コミサイト

企業の口コミサイトは、企業の内部事情を知る際に重要な指針です。単なる私怨で会社を悪く書く人もいるので書いてある内容をそのまま鵜呑みにはできませんが、客観的な視点で書いている口コミをうまく見分けることが大切です。

現在企業の口コミサイトとして有名なのが、以下の3サイトです。口コミの詳細を見るには課金するか、実際に以前働いていた会社の口コミを書くかのどちらかが必要です。

転職会議

カイシャの評判

Vorkers

転職エージェントを活用する

企業の内部事情を知るには、SE向けの転職エージェントから実態を調査してもらうこともできます。

担当者は実際にその会社で働いているわけではないので、必ずしも詳細な実態を知っているわけではありませんが、担当企業や有名企業ならば内部事情について知っていることが多いです。

転職エージェントは入りやすい会社を紹介することもありますが、「残業が少ない会社」という条件をしっかり伝えておけば、きちんと考慮してくれます。

なぜなら、たとえウソをついて入社させてもすぐに退職されると転職エージェント自体の信用問題にもかかわるためです。

残業の少ない会社にしぼって相談しながら転職を進めたいならレバテックキャリアが向いています。レバテックキャリアは、無理に転職をすすめずキャリアや状況をよく確認して転職活動をサポートしてくれるので、無理に行きたくない会社を勧めたり、ブラック企業に押し込んだりすることはありません。

企業のホームページ

応募する予定の企業のホームページをチェックするのは、今やだれでも行うことですが特に残業が多いとか少ないとは書いていません。

見るのは全体の雰囲気です。ホームページは企業の顔とも言えるので、デザインや内容に関しては気を付けています。

それでも、全体的にサイトが固そうで「やる気」「根性」といった精神論を語る企業などは残業が多めの傾向があるので注意が必要です。

残業が少ない会社の特徴

残業が少ない会社を見つけるには、残業が少ない会社の特徴を知っておくことで、さらにSE転職の際の嗅覚が効くようになります。

以下のような会社は残業が少なく会社自体がしっかりしている傾向があります。

残業が少ない会社の特徴
離職率が低い
女性にやさしい
社員がイキイキしている

離職率が低い

離職率が低い会社はそれだけ「退職者が少ない=働きやすい」といえます。

残業が多く社員が疲弊している会社は当然耐えられない人は辞めていきます。

SEは技術職なので比較的転職がしやすいです。そのため「この会社はダメだ」と感じるとすぐに転職していきます。

IT企業(情報通信業)の離職率は、厚生労働省の平成28年の資料によると10.2%です。離職率が低いとは概ね、この10.2%以下であれば低いと分類されるでしょう。

厚生労働省 各業種別の離職率グラフ
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/17-2/dl/kekka_gaiyo-02.pdf

女性にやさしい

産休や育児休暇、フレックスタイムといった女性にやさしい制度が多い会社は残業を含め、社内環境を整える傾向があります。

社員を使い捨てでなく長く勤めて欲しいという想いがあるので、残業が多く社員が疲弊していると思えば対策を考えるので残業量は少なくなることが多いです。

社員がイキイキしている

残業が多いか少ないかは、その会社で働いている社員に直接聞くのが手っ取り早いです。

とはいえ、入社前にその会社の社員に聞くというのはなかなか難しいので、面接時に社内の様子を見て社員の様子をチェックしてください。

残業が少なく効率的に仕事をしている会社は社員がイキイキと活発な印象を持つはずです。

大手でも残業は普通にある

大前提として、大企業=ホワイト企業(残業すくなめ)、中小企業=ブラック企業(残業多い)とは限りません。

一部上場している大企業の中にも残業が多いブラック企業は多数存在しているからです。

ニュースでも話題になった某大手広告、社員の長時間労働で病気に追い込む大手飲食会社など東証一部上場していても例外ではありません。

むしろ利益の追求に厳しい上場企業だからこそといえるのかもしれません。

有名だからという理由もありますが、ブラック企業大賞には多くの大手企業がノミネートされています。
ブラック企業大賞

労働組合があっても残業はある

中小のIT企業には労働組合がある会社の方が珍しいと思いますが、一部の大手IT企業では労働組合がある場合もあります。

労働組合があれば残業が少ないホワイト企業なのかな?と感じますが、そんなことはありません。

わたしが新卒で入社したIT企業は労働組合がありましたが、普通に毎日終電帰りをしていました。

労働組合の存在もしらなかったし、たとえ労働組合に訴えても上司や同僚に「めんどうなやつだなぁ」と思われるに決まっています。よほどひどい状況でなければ、残業を減らせなどと言えないでしょう。

そのため、大手だから残業がないだろうと安易に決めつけて転職活動するのはやめた方がいいです。

残業を減らしてプライベートが充実させよう

IT企業、SE転職といえば、残業が多い負のイメージが多いですが、最近は残業が少ない、残業がほとんどないことをアピールしている会社が多くなっています。

実際にリクナビNEXTで「月平均残業時間20時間以内」で検索すると1315件中217件該当します。
(2018年7月20日現在)

残業が少ないと、仕事ばかりの生活から

家族と一緒に過ごせたり
デートしたり
資格の勉強をしたり
趣味の時間を増やせる

と余暇を増やせるので、メリハリがでて仕事をやる気も上がってきます。

今回紹介した方法で、プライベートを充実させることができるIT企業を見つけてください!

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